上映前に行われた舞台挨拶の幕開けでは、オープニングアクトとして後方ステージに30名の“ヲタクダンサーズ”が登場。作中に内田真礼が本人役で出演することから、背中に「まれいたそ」と書かれたピンクの法被を羽織った“ヲタクダンサーズ”は、熱いオタ芸で観客を盛り上げた。温まった会場にキャスト陣が現れると、観客は色とりどりのサイリウムを振りながら大歓声を送る。「これ(サイリウム)振ってもらったの初めて!」と喜ぶ高畑をはじめ、一同は観客からサイリウムや団扇で声援を送られる光景の新鮮さに笑顔を見せた。
本作を手がけるにあたっての心がけを尋ねられ、福田監督は「“ヲタク”は今すごく人数が多いので、そういう多い人たちを描くのは難しいのですが、僕なりにがんばったと思います。相当勉強もしました。アニメイトで18禁のBL本を買ってみたり……」と明かす。腐女子である主人公・桃瀬成海役の高畑も「私も18禁のBLマンガを読んで勉強しました。攻めとか受けとかあるんですけど、人間だけじゃなくて、消しゴムと鉛筆とか、マグカップとソーサー(のカップリング)とか、哲学的なところもあって。新しい世界が見られてめちゃくちゃ楽しかったです」と続けた。
ミュージカル映画ということで、歌やダンスにチャレンジした二藤宏嵩役の山崎は「ダンスはもともと苦手で、レッスンもしてこなかったので、難しかったです。でも最後にはダンサーの血が流れていたと思います」と自信を見せる。福田監督も「歌とダンスは才能だと思ってたんですが、ちゃんと練習したら上手くなるんだなって、山崎賢人を見てわかりました」と太鼓判を押した。山崎と一緒にオタ芸に挑んだ賀来は、10テイク以上撮ったという同シーンについて「めちゃめちゃ大変だったんです。けっこう稽古したよね」と山崎と顔を見合わせ、ムロは「僕の歌にリアクションをする賢人くんのお芝居は、新しい山崎賢人が見れます」とアピールした。
「僕は攻めのように見えて、受けです」と切り出して場内をざわつかせ、佐藤に「聞いてないよ」とツッコまれた樺倉太郎役の斎藤は、作中でとある衝撃的なシーンを披露するという。佐藤からは「ちょっと見たことないような斎藤工が見れます」と評され、高畑も「ちょっと衝撃的すぎて、そのあとのダンスシーンがみんなの中に入っていかないんじゃないかなって不安なくらい(笑)」と期待の高まるコメントを寄せた。小柳花子役の菜々緒は作中で披露したコスプレについて「すごく楽しかったです」と笑顔を見せ、「今まで発したことがない汚い言葉を斎藤さんに浴びせました(笑)」と撮影を振り返った。
いっぽう“ガチ腐女子”を演じる若月は、司会者から役作りで苦労はなかったかと尋ねられ、「ないですね」と即答。福田監督から「若月はガチオタなんです」と明かされ、「台本の段階で若月の検閲を受けてるんですよ。『本当にこれは“ヲタク”が言う言葉なのか』って若月に確認してもらって、決定稿に持っていってるんです」と裏側が語られた。そして本作の冒頭シーンを担うという佐藤は、「どうかしちゃった状態でやってますので、なんであんなことをしたのか記憶がないんです。どうかみなさん怒らないでください」と上映を控える観客に呼びかけた。
「ヲタクに恋は難しい」は、隠れ腐女子のOL・桃瀬成海と、成海と同じ会社のゲームオタク・二藤宏嵩の関係や、2人を取り巻く人々を描くラブコメディ。映画は2020年2月7日に公開される。
(c)ふじた/一迅社 (c)2020映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会
2020-01-13 12:14:00Z
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