ダウンタウン松本人志(56)が10日、レギュラーを務めるフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演し、ラジオ番組での失言が批判を浴びるナインティナイン岡村隆史(49)について「許したってくれへんか」と呼び掛けた。

ラジオでの発言が火種となったことについて、松本は「岡村の場合は(出演は)1人でしょう? 1人で2時間生放送っていうのは、まあリスキーだね。目の前にいるディレクターたちが笑ってたら調子に乗っちゃうところもあると思う」と状況を推察。「俺はイエローカード以上、レッドカード未満くらいかなかなと思う」と話した。

レギュラー番組の降板を求める署名活動など岡村への批判が止まない状況だが、松本は「でも許したってくれへんか。そこまで悪いやつじゃないやん。悪いことをいうやつが全て悪もんじゃないから。そこは許したって欲しいなって俺は思いますね」と表情をゆがめながら語った。

ゲスト出演した古市憲寿氏(35)は岡村の発言について「構造的に(性風俗で)働かなきゃいけない人をある種食い物にしたわけで、そこに批判が集まるのはわかるっちゃわかる」としつつ、「本当は岡村さんの降板じゃなくて、働きたくないけど風俗で働かざるを得なくなってしまうような貧しい人に対する支援に社会は向かうべき。今回の騒動が果たしてどれだけ社会を良くしたかは、分からない」と話した。

岡村は先月23日のニッポン放送「岡村隆史のオールナイトニッポン」で、新型コロナウイルスの感染が収束を迎えた後、経済的に厳しい状況が続いた女性が風俗で働く可能性があると言及。「3カ月の間、集中的にかわいい子がパッと働き、パッと辞めます。今、我慢しましょう。この3カ月のために頑張りましょう」などと発言し、各方面から多大な批判を浴びた。

翌週30日の放送に相方の矢部浩之(48)が参加し、「性格を変えろ」などと“公開説教”したことも話題に。矢部は今月7日の放送にも出演した。