ジャニーズ事務所は20日、シングルデビューから今年35周年を迎えた3人組グループ「少年隊」の錦織一清(55)と植草克秀(54)が年内で退所すると発表した。来年以降は東山紀之(53)だけが事務所に残留する形となるが、事務所は「功績とメンバーの意向を尊重し、その名を残すことといたしました」とグループは解散でも活動休止でもなく「存続」。錦織と植草の2人は退所後も“屋号”を使うことが可能で、創業58年のジャニーズの長い歴史の中でも超異例の形となった。
退所後の来年以降も、「少年隊・錦織が演出する―」「少年隊・植草が出演する―」といったフレーズが使われる。2人ともグループの一員のままだからだ。このようなケースは、他の芸能事務所の例を見渡しても異例だ。
今年、ジャニーズでは前例のない退所が続いている。2月には元SMAPの中居正広(48)が、所属時代のレギュラー番組を継続させたままの独立を発表。7月にはTOKIOの長瀬智也(41)が来年3月末でグループ脱退、退所するとともに、3人体制となる城島茂(49)、国分太一(46)、松岡昌宏(43)がジャニーズ傘下に「株式会社TOKIO」を設立する形で事務所内独立することを発表した。
転換点となったのは、泥沼分裂の末に解散し、事務所も批判にさらされるなど双方が痛手を負った16年のSMAP騒動だ。それ以降、タレントの独立に際して、事務所はwin―winの形になることを模索し続けてきた。
今回のジャニーズの発表では、「功績」「殿堂入り」「後輩たちの道標」と少年隊を最大限評価する言葉が目を引いた。そこにはメンバー退所後もグループが存続することは通常ではない、という事務所の意思もにじむ。TOKIO同様、長年の積み重ねがあったからこその“特別待遇”だったといえる。
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