高卒者求人の情報を受け取る諏訪実業高校の加藤校長（左から２人目）ら
今年度の高校卒業予定者向けの求人情報提供が解禁された１日、諏訪市と諏訪公共職業安定所（同市）、市労務対策協議会は、高卒者求人情報提供式を諏訪実業高校（同市）で開いた。職安の松本賢一郎所長らが、高卒者を対象にした諏訪地域の求人情報を加藤尚也校長に手渡した。
職安によると、同日現在の管内の高校生に対する求人件数は２０５件で昨年比６件増加。求人数は４８人増の５０６人分。製造業、飲食、サービス業などの求人件数が増加傾向にあるという。来年３月に卒業する高校生１７２１人のうち、２８３人が就職を希望。９月５日から学校推薦を開始し、同１６日から選考を始める。
提供式で金子ゆかり市長は「若い力を地域に反映するため、毎年情報をお預けしている。皆さんで力を合わせて活力ある未来をつくってほしい」とあいさつ。加藤校長は「今の３年生は新型コロナの影響を一番受けており、高校での指導が十分か不安はあるが、即戦力になる人材として送り出したい」と話した。
同校によると、現時点では３年生１２９人のうち約５割が就職を希望。企業見学や、７月に同校で開く企業研究会などを経て就職先を決める。
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