
来年卒業する福岡県内の高校生の「求人倍率」が、初めて3倍を超えました。
求人が拡大したのに対して就職を希望する高校生が減ったためで、企業が若い人材を集めきれなくなっている実態がうかがえます。
福岡労働局の9月時点のまとめによりますと、県内で来年卒業する高校生に対する企業の求人数は、コロナ禍からの経済活動の回復を受けて、前の年の同じ月より17.8%多い1万7371人でした。
これに対して、就職を希望する高校生は5456人と、前の年の同じ月より4.6%減少したため、ひとりあたりの働き口を示す「求人倍率」は3.18倍に拡大しました。
10年前に1倍を切っていた県内の高校生の求人倍率は、その後拡大して、コロナ禍前の令和元年度には2.73倍を記録しましたが、3倍を超えたのは、調査を始めた昭和62年度以降初めてです。
福岡労働局は、コロナ禍を経験した高校生の間で経済が安定してから就職しようと進学を選ぶ人が増えたことや、少子高齢化の加速で高校生の数が減っていることが背景にあるとしています。
今回の統計からは、企業が若い人材を集めきれなくなっている実態がうかがえ、規模の小さい会社を中心に人手不足が一段と深刻になりそうです。
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