転職サイトを運営するIndeed Japan(東京都港区)は、「転勤」に関する意識調査を実施した。同社サイト上で「転勤なし」に言及した仕事の割合は、5年間で3倍に増加したことが分かった。
特に直近1年間で大きく増加していて、2022年3月以降は正社員求人の15%以上を占めていた。同社は、「転勤がないことをアピールポイントとして訴求している企業が増えてきていることがうかがえる」と分析する。
職種別では、「アパレル」(34.6%)、「スポーツ」(30.9%)、「保険」(28.6%)、「ドライバー」(25.4%)で、「転勤なし」に言及した求人が25%以上を占めた。
「転勤」に対するイメージは?
「転勤」に対するイメージを聞いたところ、「どちらともいえない」と答えた人は55.9%であったものの、良いイメージを持っている人は18.1%、悪いイメージを持っている人は25.9%と二分した。
年代別では、若い年代ほど転勤に対する良いイメージが強く、20代では「良い」「やや良い」合わせて29.1%が良いイメージを持っていた。一方、50代で良いイメージを持っている人は12.5%だった。
また、引っ越しを伴う転勤経験者ほど、転勤に対するイメージがポジティブであり、27.0%が良いイメージを持っていた。特に20年4月以降に転勤を経験した人にその傾向が強く、41.2%が良いイメージを持っていた。
転勤がきっかけで、転職・退職した人は?
転職経験者の24.5%が、これまでに転勤がきっかけで、転職・退職やその検討をしたことがあると回答した。直近の転勤について尋ねたところ、遠方への転勤経験者の18.6%が「リモート転勤」(リモートワークなどの活用により引っ越しをせずに転勤)をしていることが分かった。リモート転勤経験者の46.7%は、転勤に対して良いイメージを持っていた。
調査はインターネットで、20〜50代の正社員または公務員の4480人を対象に実施した。調査期間は、求人動向調査が18年1月1日〜23年4月30日、イメージに関する調査は3月24日〜4月5日。
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