愛媛県内求人倍率増も一部に慎重な動き｜NHK 愛媛のニュース - nhk.or.jp

９月の県内の有効求人倍率は、就業地別で１.４８倍で２か月ぶりに上昇し、全国的にも高い水準が続いています。
一方、運輸業などではトラックドライバーなどの時間外労働の規制が強化されるいわゆる「２０２４問題」を前に、採用活動に慎重な企業が増えています。

愛媛労働局によりますと、県内で仕事を求めている人１人に対して、企業から何人の求人があるかを示す、先月の有効求人倍率は就業地別で１.４８倍でした。
これは、前の月よりも０.１ポイント上がり、２か月ぶりの上昇となったことに加え、全国の平均を１.９ポイント上回るなど、依然として高い水準が続いています。
一方、新規の求人を見てみますと、「運輸業・郵便業」ではトラックドライバーなどの時間外労働の規制が強化されるいわゆる「２０２４問題」を前に様子を見る動きが広がり、採用活動に慎重な企業が増えていることから、去年の同じ時期と比べて２２.３％減少しました。
また、「宿泊業・飲食サービス業」についても、去年、政府が宿泊代金を割り引くキャンペーンを打ち出す中新たな求人を増やした反動で、１７.５％の減少となっています。
愛媛労働局では、「人手不足感が高まっている状況をふまえ、少子高齢化や若者の県外流出が進む中で、就業機会の確保を強化していく必要がある」としています。

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