「求人集まらず…」「社長も知っていた」不法就労助長する派遣業者や雇用主の摘発を強化群馬県警 - 株式会社　上毛新聞社

　不法滞在などで就労資格のない外国人に仕事を提供したとして、群馬県警が派遣業者や雇用主の摘発を強化している。今年の摘発件数は11月までに7件と前年の3件を上回る状況で、その多くが日本人だ。入管難民法は、故意でなくても在留期限の確認を怠るなどの過失があれば不法就労助長に当たり、処罰すると定める。人手不足の状況下で、精巧な偽の在留カードも出回っており、雇う側には一層綿密な確認が求められている。

　「求人を出したが集まらなかった」。フィリピン人4人を自身の事業所に不法に雇い入れたとして同法違反の罪に問われた伊勢崎市にある金属加工会社の社長の男（76）は、11月に前橋地裁で開かれた公判で事情を語った。情状証人に立った経理担当の女性は、受注が増えた時期で人手が必要だったと説明し...

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