岩手県内 先月の有効求人倍率１.２７倍 前月から横ばい｜NHK 岩手県のニュース - nhk.or.jp

先月の有効求人倍率が発表され、県内は前の月と同じ１.２７倍でした。
岩手労働局は引き続き「雇用情勢は減速傾向がみられ、物価上昇などの影響に注意が必要だ」としています。

岩手労働局によりますと、県内で仕事を求める人１人に対し何人の求人があるかを示す有効求人倍率は、先月、実際に仕事に就く場所でまとめた「就業地別」で１.２７倍でした。

前の月から横ばいです。

新規求人を産業別に前の年の同じ月と比べると「宿泊業、飲食サービス業」は医療・福祉施設などでの給食業務で求人が活発に出た影響で３７.５％と大幅な増加となりました。

このほか「サービス業」は１０.６％の増加。

「運輸業、郵便業」もタクシーやバスの運転手の求人などで３.８％の増加となりました。

一方で「卸売業、小売業」は、消費者の節約志向や暖冬による冬物商品の需要低迷を受けて２１.２％の減少となりました。

また求人全体に大きな割合を占める「製造業」も、電子部品・デバイス製造業や情報通信機械製造業で、受注の回復が遅れていて、１４.８％減りました。

「建設業」も４.６％の減少です。

岩手労働局は引き続き「県内の雇用情勢は減速傾向がみられる」としたうえで「物価上昇などの影響に注意する必要がある」としています。

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