説明・交流会、各地でハローワーク高卒求人受理、６月開始｜あなたの静岡新聞 - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞

　来春の新規高卒採用に向けた求人の受理が今月始まるのを前に、静岡県内のハローワーク各所が求人説明会や企業と高校の関係者による交流会を各地で開いている。人手不足が深刻化する中で企業の採用意欲は強く、交流会では採用担当者が各校の教員らに仕事のやりがいや待遇、求める人材などをアピールしている。

　このほど、静岡、清水の両ハローワークによる説明会と交流会が静岡市で開かれ、県内の高校３５校と企業約２６０社が参加した。同市清水区の特別養護老人ホーム「こもれび」の担当者は、入所者の生活サポートに向けた職場の連帯感をＰＲ。「若い人にも働きやすい。人間相手なのでマニュアル通りにいかない難しさもあるが、それが仕事のやりがいでもある」と語った。電気・情報通信などの事業を手がける東栄（同区）も「長く勤めてもらうため、まずは会社について知ってもらいたい」と各校のブースを回った。
　高卒採用では１日以降にハローワークで受理される企業の求人票が７月１日から各社に返却され、学校への提出が始まる。静岡労働局によると、２０２４年春の高卒就職内定率は９９・６％。求人倍率は３・６０倍で過去最高だった。