栃木県製造業の新規求人数が２割近く減少 “足踏み”労働局｜NHK 栃木県のニュース - nhk.or.jp

栃木県の４月の有効求人倍率は１.２５倍と前の月を上回りましたが、製造業の新規求人数が２割近く減少したことなどから、栃木労働局は、「県内の雇用情勢は持ち直しの動きに足踏みが見られる」と指摘しています。

栃木労働局によりますと、仕事を求めている人１人に対し何人の求人があるかを示す『有効求人倍率』は、「就業地別」で栃木県の４月は１.２５倍となり前の月を０.０３ポイント上回りました。
一方、４月の「受理地別」の『新規求人数』は１万２８２１人で、去年の同じ月より１.６％減少し、１１か月連続で前の年の同じ月を下回りました。
産業別に『新規求人数』を見ますと、「宿泊業、飲食サービス業」が去年の同じ月と比べて、３０％、「卸売業、小売業」が６.２％増加した一方で、「製造業」は１７.８％、「医療、福祉」は２.５％、それぞれ減少しました。
県内の主要な産業でもある製造業の新規求人数が２割近く減少したことなどから、栃木労働局は「県内の雇用情勢は持ち直しの動きに足踏みがみられる。今後も物価上昇などが雇用に与える影響を注視する必要がある」と指摘しています。

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