４月の有効求人倍率１.４９倍前月下回り３か月ぶり減少｜NHK 群馬県のニュース - nhk.or.jp

群馬県内のことし４月の有効求人倍率は１.４９倍で、前の月を０.０４ポイント下回り３か月ぶりに減少に転じました。
群馬労働局は「収入アップを目指して、いまの仕事を続けたまま、パートで兼業を希望する求職者などが増えたことが背景にある」と分析しています。

群馬労働局によりますと、仕事を求めている人１人に対する企業からの求人数を示す有効求人倍率について、県内のことし４月は、働く場所ごとに集計した「就業地別」で１.４９倍となりました。
これは前の月を０.０４ポイント下回り、３か月ぶりに減少に転じました。
産業別の新規の求人数は前の年の同じ月と比べて、「サービス業」がマイナス１８.１％と２か月連続の減少、「卸売・小売業」がマイナス１７.６％と８か月連続の減少などとなっています。
群馬労働局は「『卸売・小売業』では、物価高の影響で商品に価格転嫁したところ売り上げが減ってしまい、求人を減らす企業が増えている」としています。
一方で、「収入アップを目指して、いまの仕事を続けたまま、条件の良い働き先を探したり、パートで兼業を希望したりする求職者が増えたことで有効求人倍率が減少した」と分析しています。
群馬労働局は県内の雇用情勢について、引き続き「持ち直しの動きに足踏みがみられる。物価上昇などが雇用に与える影響に十分注意していく必要がある」としています。

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