県内 ４月の有効求人倍率１.２８倍 前月下回る｜NHK 岩手県のニュース - nhk.or.jp

ことし４月の県内の有効求人倍率は１.２８倍で、前の月から０.０１ポイント下回りました。
岩手労働局は「県内の雇用情勢は減少傾向がみられる」としています。

岩手労働局によりますと、県内で仕事を求める人１人に対し、何人の求人があるかを示す４月の有効求人倍率は、実際に仕事に就く場所でまとめた「就業地別」で１.２８倍でした。

前の月を０.０１ポイント下回り、ことし１月以来の下落となりました。

新規求人を産業別に前の年の同じ月と比べると、「宿泊業、飲食サービス業」は、給食業務の更新求人が全体を押し上げ、５８.３％の増加となりました。

また、「運輸業、郵便業」は、タクシー需要の回復でタクシー会社からの求人が増えるなどして、２１.７％増加しました。
このほか、「公務・その他」は２５.７％、「医療、福祉」は１１.９％、「卸売業、小売業」は０.９％それぞれ増加しました。

一方、「製造業」は、食料品製造業の一部で求人を控える動きがあり、１４.８％の減少となりました。

このほか、「サービス業」は１２.８％、「建設業」は０.９％それぞれ減少しました。

また、県内では４月の新規求人倍率も就業地別で１.８５倍と、前の月を０.１１ポイント下回り、２か月連続で下落しました。

岩手労働局は「県内の雇用情勢は減少傾向がみられる」とした上で、「引き続き物価上昇などの影響に注意する必要がある」としています。

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