『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のレビューが解禁され、スカイウォーカー・サーガの最終章となる映画の評価は明らかに賛否両論となっているようだ。十分な批評家によるレビューがリリースされ、主要レビューサイトである Rotten TomatoesとMetacriticが、同映画のレビュー集計スコアを公開したので紹介したい。
両スコアは相互比較が可能で、117件のレビューを集計したRotten Tomatoesにおける『スカイウォーカーの夜明け』のスコアは56パーセントで、プロの批評家32人のレビューを基にしたMetacriticのスコアは53点だという。
この結果は、2012年にディズニーがルーカスフィルムを買収して以来、新「スター・ウォーズ」映画で最悪のスコアとなる。RottenTomatoesとMetacriticの両方において、2番目に最も評価の低い「スターウォーズ」映画であり、どちらもワーストは『ファントム・メナス』だった。
続けて、Rotten TomatoesとMetacriticのスコアで、『スカイウォーカーの夜明け』と以前に公開された「スター・ウォーズ」映画を比較してみよう。
Rotten Tomatoesの「スター・ウォーズ」シリーズのレビュー・スコア
- 『スター・ウォーズ エピソードI/ファントム・メナス』53パーセント
- 『スター・ウォーズ エピソードII /クローンの攻撃』65パーセント
- 『スター・ウォーズ エピソード III/シスの復讐』80パーセント
- 『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』93パーセント
- 『スター・ウォーズ エピソードV/帝国の逆襲』94パーセント
- 『スター・ウォーズ エピソード VI /ジェダイの帰還』82パーセント
- 『スター・ウォーズ エピソードVII/フォースの覚醒』93パーセント
- 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』83パーセント
- 『スター・ウォーズ エピソードVIII/最後のジェダイ』91パーセント
- 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』70パーセント
- 『スター・ウォーズ エピソードIX/スカイウォーカーの夜明け』56パーセント
Metacriticの「スター・ウォーズ」シリーズのレビュー・スコア
- 『スター・ウォーズ エピソードI/ファントム・メナス』51点
- 『スター・ウォーズ エピソードII /クローンの攻撃』54点
- 『スター・ウォーズ エピソード III/シスの復讐』68点
- 『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』90点
- 『スター・ウォーズ エピソードV/帝国の逆襲』82点
- 『スター・ウォーズ エピソード VI /ジェダイの帰還』58点
- 『スター・ウォーズ エピソードVII/フォースの覚醒』81点
- 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』65点
- 『スター・ウォーズ エピソードVIII/最後のジェダイ』85点
- 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』62点
- 『スター・ウォーズ エピソードIX/スカイウォーカーの夜明け』53点
IGNによるジム・ヴェイヴォダの『スカイウォーカーの夜明け』のレビューは10点中7点で、「本作は『スター・ウォーズ』への愛、情熱、ノスタルジアに満ちているが、観客を失望させたくないという恐怖心から作られた映画であることも明白だ。そして、その不安はクリエイティブ上の奇妙な選択、不器用なディレクションに結びついている。本作の心を揺さぶる瞬間、テクニカルなレベルでの成功、激しいアクションは、ただブラストシールドヘルメットをかぶってフォースの流れを感じたいというファンには十分かもしれない。しかし、ストーリーに一貫性とロジックを求める観客は、長い歴史をもつサーガが着地に失敗したというほろ苦い現実を受け入れるしかないだろう。しかし、たとえ不完全なものであろうとも、『スター・ウォーズ』は常に観客の心に何かを残してきた。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は少なくともそのレガシーへの賛辞なのだ」と評されている。
スカイウォーカー・サーガは幕を閉じるものの、「スター・ウォーズ」の新作映画が目白押しだ。しばらくシリーズは数年にわたり休止状態となり、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長が、「過去5〜6年の間、『スター・ウォーズ』に関して私たちが常に考えていたのは、スカイウォーカーのサーガを終わらせることでした。今こそ新しく、これまでとは違ったものに、どのようにしてスムーズに移行するかを考えるときなのです」と、今後に製作する映画はトリロジーにはしないと発言していた。
次の「スター・ウォーズ」映画は2022年12月16日に全米公開される予定だが、内容については明かされていない。わかっているのは監督が決まったことだけで(誰であるかは不明)、ライアン・ジョンソンが手掛ける「スター・ウォーズ」3部作とは関係ない。
それまでに、Disney+でリリースされる数多くの「スター・ウォーズ」シリーズで忙しくなりそうだ。『マンダロリアン』は12月26日から日本ではDisney Deluxeで配信開始。
また、『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』のファイナルシーズンが2020年2月にリリースされ、タイトル未定のキャシアン・アンドーを主人公したドラマと、ユアン・マクレガーがオビ=ワン・ケノービ役でカムバックする単独ドラマシリーズも待機中だ。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、12月20日に公開される。
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December 19, 2019 at 08:54AM
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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が米レビュー集計サイトでシリーズ史上2番目に低いスコアを記録 - IGN JAPAN
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