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ヒット続く『鬼滅の刃』累計6000万部突破、1年で12倍 最新20巻は初版280万部 - ORICON NEWS

 人気漫画『鬼滅の刃』(集英社)が、13日発売のコミックス第20巻をもってシリーズ累計発行部数が6000万部(電子版含む)を突破することが7日、発表された。初版は280万部。シリーズ累計は今年2月時点で4000万部、昨年5月時点で500万部だったため、3ヶ月で1.5倍、1年で12倍と驚異的なペースで売り伸ばしており、勢いが止まらない。

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 2016年2月より『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした同作(作者:吾峠呼世晴)は、昨年4月から9月にかけてテレビアニメが放送され、今年は1月に舞台公演したほか、10月16日に続編となる劇場版の公開が控えている人気作。コミックス1巻は16年6月に発売され、18年6月にテレビアニメ化されることが発表された際の累計発行部数は11巻までで250万部を超えるくらいだったが、アニメ放送の影響で大きく人気に火が付いた。

 ブームは音楽シーンにも及び、テレビアニメ主題歌「紅蓮華」を歌ったLiSAは、同曲のヒットが評価され昨年の『第70回NHK紅白歌合戦』に初出場し、多くの方が作品を知ることになり社会現象化した。

 最近のシリーズ累計発行部数は、テレビアニメが放送された昨年4月6日時点で350万部(※3日後に発売された15巻で500万部、5月時点も500万部)、終了した9月末時点で1200万部と公表されており、12月4日に発売された18巻は、ヒットの指標と言える初版発行部数がシリーズ初の100万部となって2500万部を突破。約2ヶ月(9月末から12月上旬)で2倍以上の発行部数を記録したが、その2ヶ月後に発売された19巻では4000万部を突破し、驚異的なペースで売り伸ばしていた。

 そして今回、初版280万部とシリーズ初となる初版200万部を突破し、累計が6000万部と2000万部増加。この3ヶ月で1.5倍、1年で12倍と勢いが止まらない結果になった。

 同作は、大正時代の人喰い鬼の棲む世界が舞台。炭売りの少年・炭治郎は、人喰い鬼に家族を惨殺されたことで一変し、唯一生き残ったが鬼になってしまった妹の禰豆子を人間に戻すため、家族を殺した鬼を討つために旅をするストーリー。現在、連載誌ではクライマックスを迎えようとしている。

■『鬼滅の刃』最近の累計発行部数の流れ(集英社発表)
19年4月6日:350万部(テレビアニメ放送時)※4月9日発売巻で500万部
19年9月末:1200万部(テレビアニメ終了時)
19年12月4日:2500万部
20年2月4日:4000万部
20年5月13日:6000万部

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