「木枯自身が、その歌詞を見て即興で歌いだすというシーンだったので僕もその歌詞を見て最初に出てきたフレーズを採用しました。そこにコードをつけた感じです」と、野田。
「せっかく野田さんに出演していただいているので、歌えるところは歌ってもらった方がおもしろい、という発想」(演出の橋爪紳一郎氏)で、台本に書かれていた歌詞に「メロディーを自由につけてください」と事前にオファーしたという。
同ドラマは、高校野球の大会歌「栄冠は君に輝く」などで知られる福島県出身の作曲家・古関裕而さんと、妻で歌手としても活躍した金子さんをモデルに描く、古山裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)の夫婦の物語。第7週から東京編。福島の家族に反対されながらも東京に出てきた裕一は、音との新婚生活と、コロンブスレコードの専属作曲家としての仕事がはじまった。
野田が演じるのは、コロンブスレコードに、裕一と同期で採用された作曲家・木枯正人(こがらし・まさと)。ギターが得意で、行きつけのカフェーで弾き語りを披露する役どころだ。
第31回では、ディレクターの廿日市誉(古田新太)に、渡された歌詞(タイトル:ちょいぽい戀唄 第二)の中に、「わたしちょいちょい 愛してるったら愛してる」というフレーズが。ちょいちょいの意味が分からず、戸惑う裕一。と、隣にいた木枯が「なんだ、ちょいちょいって」と言いつつ、ギター片手に「ちょいちょい ちょいちょい ちょいちょい愛してる」と弾き語りをする。
本作への出演が発表されてからというもの、その反響は大きかったようで、「先輩や後輩、親の知り合いや少し疎遠だった人など幅広い人から観たよと言われ驚きました。改めて日本のお茶の間と共にあるドラマなんだと感じます」と、野田。
主演の窪田とは親交があるようで、「普段遊んではいますが、今回はじめて仕事をしてみて、かっこいいなと思いました。頼もしい座長。普段は少しナヨっとした部分もあるので」と、思いがけない発見も。さらに、「撮影中僕に気遣って奥さんから、マサ(窪田)のとは別に僕の分の手作り弁当まで作ってきてもらったことがありました。うれしすぎました。おいしすぎました」と、感激したエピソードを打ち明けていた。
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May 11, 2020 at 06:15AM
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