2023年は35歳以上(ミドル)の求人が増えると思いますか? 転職コンサルタントに聞いたところ「増えると思う」と答えたのは77%であることが、エン・ジャパンの調査で分かった。また、23年はミドル人材にとって、転職に適した年だと思いますかという質問に対し、「そう思う」と答えたのは79%だった。
「転職に適した年だと思う」と答えた人に、その理由を尋ねたところ「経済が停滞しているからこそ、企業が優秀人材を必要とするタイミングであると思う。一方で、誰でもいいから獲得するという企業は減ると思うので、適した人とそうでない人がいると思う」「賃上げトレンドが続く中で、処遇増を期待できる求人が増えており、経験に見合った処遇を提示する風土が大手企業においても根付き始めている」といったコメントがあった。
一方、「転職に適した年だと思わない」という人からは「時代の変化が目まぐるしいときなので、企業も状況整理ができていない場合もあるのでは。コロナも落ち着いてきて前向きな企業も多いので半々という印象」「2020年、21年は大きな変動があったがその微調整を22年で行った印象。各社25年までにはという計画の中でその狭間となっており、業界格差・職種格差がありそう」などの声があった。
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増加が見込まれる「ポジション」
「23年はミドル人材の求人が増える」と答えた人は、どのような増加を予想しているのだろうか。年齢層では「40代前半」(68%)が最も多く、次いで「30代後半」(57%)、「40代後半」(51%)という結果に。
ポジションでは「課長クラス」(76%)がトップ。次いで「部長・次長クラス」(61%)、「主任・係長クラス」(50%)、「役職なしのスペシャリスト」(25%)、「本部長・事業部長クラス」(22%)と続いた。企業タイプでは「中堅・中小企業」(79%) 、業種では「IT・インターネット」(50%) 、職種では「技術系(IT・Web・通信系)」(43%)が目立った。
インターネットを使った調査で、転職コンサルタント178人が回答した。調査期間は11月8〜14日。
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