１月の福岡県の有効求人倍率上昇１．１６倍｜NHK 福岡県のニュース - nhk.or.jp

１月の福岡県の有効求人倍率は、観光やインバウンドの需要を見込んだ求人が増加したため、１．１６倍と、前の月より上昇しました。

福岡労働局によりますと、県内で仕事を求めている人１人に対して企業から何人の求人があるかを示す１月の有効求人倍率は、就業地別で１．１６倍と前の月を０．０１ポイント上回りました。
１２月が横ばいだったため、上昇は２か月ぶりで、労働局は観光やインバウンドでの需要が高まっていることで求人数が増えたことなどが要因だとしています。
求人数の内訳では、▼タクシーや観光バスを含む「運輸業・郵便業」で去年の同じ月と比べて２９．８％増加したほか、▼スーパーやコンビニを含む「卸売業・小売業」で１７．９％増加しました。
一方、▼１月は新型コロナの感染が拡大したことで「飲食店」の求人数が１３．９％減少しました。
記者会見した福岡労働局の安達栄局長は今後の見通しについて「新型コロナの位置づけが５月８日に５類に引き下げられ、社会経済活動がさらにコロナ禍前の状態に近づく。中国人観光客などのインバウンドの需要が高まることも見込まれる。今後も有効求人倍率の改善が期待できる」と述べました。

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