県内の有効求人倍率.倍 か月連続で上昇NHK 福島県のニュース - nhk.or.jp

ことし５月の県内の有効求人倍率は就業地別で１.５１倍となり、２か月連続で上昇しました。

福島労働局によりますと、仕事を求めている人１人に対して何人の求人があるかを示すことし５月の有効求人倍率は、求人数を働く場所ごとに集計した「就業地別」で１.５１倍となり、前の月を０.０２ポイント上回りました。

有効求人倍率が前の月を上回るのは２か月連続です。

新規の求人数を産業別に前の年の同じ月と比較すると、「宿泊・飲食サービス業」は新型コロナウイルスが５類に移行し、旅行に対する安心感が高まり客の増加への期待感などからプラス１６.４％と、４か月連続で上回りました。

一方、「製造業」は原材料や光熱費など物価高騰によりコストが増え、求人を控える動きの影響などでマイナス１１.８％、「建設業」は災害復旧関連工事の減少などによりマイナス６.９％と、いずれも６か月連続で前の年の同じ月を下回りました。

また、物価高によるコスト増加で求人を控える動きは全業種に広がり、有効求人数は、前の年の同じ月と比べてマイナス１.９％と、２年２か月ぶりに前の年の同じ月を下回りました。

福島労働局は「雇用情勢は緩やかに改善しているが、求人の動向は業種間で差があり厳しい業種もある。今後は物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」としています。

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