マイナビ(東京・千代田)は今年5月末から、生成AI(人工知能)を活用して求人サイト「マイナビバイト」に掲載する求人広告の原稿を一部、自動生成する取り組みを始めた。狙いは単なる業務の効率化だけではない。虚偽情報などを排した“嘘をつかない”生成AIを駆使して実現を目指すのは、クライアントが求める人材と応募者とがウィンウィンとなる高精度なマッチングだ。
「人手をかけずに求人広告の均質化とクオリティー向上を両立させたい。クオリティーには2つの意味があって、1つは虚偽の情報や法的に使っていけない表現を絶対に使わないようにすること。もう1つは20代とか30代といった採用したいターゲットを引きつけるコピーを作成することだ」
求人広告の作成に生成AIの活用を始めた狙いについて、マイナビ執行役員でデジタルテクノロジー戦略本部の坂本一弘本部長はこう語る。「人手をかければ質の高い求人広告を作成することができるが、人手不足の時代に現実的ではないし、コストもかかる」。そんな事情もあって活用を始めた生成AIだったが、そのさらなる可能性にも期待がかかる。
生成AIは虚偽情報や法的に使ってはいけない表現を絶対に使うことはない。つまり嘘をつかない。つきたくても、つけないのだ。生成AIが作成した広告が、求人を募集している職場についての情報を脚色することなく正しく伝えることで、最終的にはクライアントが求める人材と応募者のミスマッチをなくすことを狙う。
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