メルカリが数時間単位で働ける単発の仕事を仲介する「スポットワーク」事業に参入する。お小遣い稼ぎに近いアルバイト求人だけでなくキャリアアップにつながる求人もそろえる考えだ。副業する正社員の割合は10%弱だが、メルカリが垣根を下げれば普及する可能性がある。
「モノ」「お金」「信用」の循環に「時間・スキル(働く)」を加える――。メルカリは2024年春から求人プラットフォーム「mercari Hallo(メルカリ ハロ)」を始めると発表した。
フリマアプリとして個人間の「モノ」の循環を生んできたメルカリ。23年6月期には、月間利用者が約2260万人、年間のGMV(流通総額)は1兆円規模に達している。メルカリで「モノ」を売って得られた「お金」を使う手段として、「メルペイ」の決済・与信事業、クレジットカード「メルカード」の提供など、フィンテック分野にもビジネスを広げてきた。
だが、楽天グループやLINEヤフーなど大手競合もひしめく市場で、シェア争いでは後じんを拝している。「モノ」の売買に続く、新たな“稼ぐ手段”として目を付けたのが、数時間単位で単発の仕事を引き受ける働き方「スポットワーク」だ。
例えば、都内の出版社で児童向け学習参考書の編集者として働く多田明子さん(仮名、30代女性)は21年からスポットワークとして動画編集の副業を始めた。
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