去年１２月の有効求人倍率１.２３倍３か月連続で前月下回る｜NHK 栃木県のニュース - nhk.or.jp

県内の去年１２月の有効求人倍率は１.２３倍で、３か月連続で前の月を下回りました。
栃木労働局は「雇用情勢は持ち直しの動きに足踏みが見られる」と指摘しています。

栃木労働局によりますと、県内で仕事を求めている人１人に対して企業から何人の求人があるかを示す有効求人倍率は、実際に働く場所でまとめた「就業地別」で見ると、去年１２月は１.２３倍となり、前の月を０.０１ポイント下回りました。
前の月を下回るのは３か月連続です。
産業別の新規の求人数を、県外の求人も含む「受理地別」で見ると「卸売業、小売業」が２０.９％、「製造業」も１１.２％で、前の年の同じ月よりも減少しました。
一方で、「宿泊業、飲食サービス業」は前の年の同じ月よりも２４.１％増加していて、県内の観光地で客足の回復にともなってレストランやホテルなどから求人が出されたためだとみられています。
また「建設業」についても、７か月ぶりに前の年の同じ月より増えて０.５％増加となっています。
県内の小規模な工務店や建設会社で、人手不足解消を目的に求人が出されたことなどが要因とみられています。
栃木労働局は「県内の雇用情勢は、持ち直しの動きに足踏みがみられる。今後も物価上昇などが雇用に与える影響に留意する必要がある」と指摘しています。

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