今晩はもみ合いか。昨日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利下げを急ぐ必要がないと発言したことや、予想を上回る3月ISM製造業PMIを受けて米10年債利回りが上昇したことが株式市場の重しとなった。ダウ平均が240.52ドル安(-0.60%)、S&P500も0.20%安とともに3営業日ぶりに反落となった。ただ、長期金利が上昇する中、ハイテク株主体のナスダック総合はアルファベットやマイクロン・テクノロジーなどの半導体株の上昇が支援となり0.11%高と小幅に反発した。
今晩はもみ合いか。今週は週末金曜日に発表される米3月雇用統計がメイン・イベントとなるが、今晩は2月JOLTS求人件数などの労働指標や、2月製造業新規受注、2月耐久財受注改定値が発表されるほか、ボウマンFRB理事などのFRB高官の発言も多数予定されており、指標結果や要人発言、それを受けた米10年債利回りの動向をにらんだ神経質な展開となりそうだ。
今晩の米経済指標は2月JOLTS求人件数、2月製造業新規受注、2月耐久財受注改定値、3月乗用車総販売台数など、要人発言は ボウマンFRB理事、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、メスター米クリーブランド連銀総裁、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁など。企業決算は寄り前にペイチェックスが発表予定。(執筆:4月2日、14:00)
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