
周囲に助けを求めない。そんなところは役と似ているような気がする
『愛がなんだ』や『アイネクライネナハトムジーク』などを手がけ、恋愛映画の旗手として注目される今泉力哉監督が新たに挑んだのは、かつて恋人同士だった男性2人の再会から始まる映画『his』。
8年前、突然恋人に別れを告げられた井川 迅を宮沢氷魚さんが演じています。ゲイであることを知られないよう、東京の会社を辞めて田舎に移住し、自給自足の生活を送る迅は、「どことなく自分と似ているような気がした」という宮沢さん。
「自分に正直になりきれない部分だったり、悩んでいることとかも自分の中に留めて自分で解決するタイプだったり。僕も、あまり周りに助けを求めて、悩みとかも相談して助けてもらおうっていうタイプではないなと。
でも、いろいろなことをセンシティブに感じて、思うことがたくさんある人間だなというのは、最初に脚本を読んだときの率直な迅の印象ですね。
実際に演じ始めてからも、ベースは変わらないですけど、自分が想像していたよりも、さらに繊細というか、いい意味で弱さがたくさんあるというか。弱みがたくさんあるからこそ、より一層人間らしいなと思いました」
本当は人と関わりたくて、たぶん人懐っこい
想像していたよりもさらに繊細だと思ったのは、迅を「一度決めたことは曲げない、みたいな感じかと思っていた」から。
でも、実は「周りへの感覚がすごく繊細で。ちゃんと周りに影響されて変化がある人間だなと思ったんですよね」。
「やっぱり台本だけだとイメージにも限界があって。(岐阜県の)白川町っていう町に行って、これからは数少ない人間としか関わらないみたいな、こう決めたんだっていう感じかと思ったら、実はそうではなくて。
ホントはもっとすごく正直に関わりたいし、たぶん人懐っこいし。
だから、それを押し殺して、自分に嘘をつき続けて白川に逃げて行ったんですよね。最初からそう感じてはいましたけど、さらにそういう気持ちが強かったんだなと思いました」
それはまだ東京で会社勤めをしていた頃。飲み会での同僚とのやりとりが回想として描かれていますが、それはまさに迅が表立って嘘をついた瞬間で、「精神的にも体力的にもしんどかった」と言います。
「そういう飲みの場って普通にあると思うんです。迅がゲイだからどうとかというわけではなく、悩みとかコンプレックスとか、あるじゃないですか。それを飲みの場で話題にされて。どうにもできないしんどさがあるんですよね。
正解ってなんだろうって思っていて。“違うよ”って言うことで、その場はしのげましたけど、でも自分に嘘をついているし、周りにも嘘をついているし。かといって、“実は僕、同性愛者で男が好きなんです”って言うことが正解なのかもわからない。あの場での正解はたぶんないんですよね」
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January 23, 2020 at 10:10AM
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今泉力哉監督による同性カップルを軸にした『his』で映画初主演! 宮沢氷魚さん(家庭画報.com) - Yahoo!ニュース
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