神奈川県内求人倍率0.92倍 5月宿泊運輸が堅調 - 日本経済新聞

神奈川労働局が30日発表した5月の神奈川県内の有効求人倍率（季節調整値）は前月から0.02ポイント上昇し0.92倍だった。雇用情勢判断は「一部に弱さが残るものの、持ち直しに向けた動きが広がっている」と前回の判断を据え置いた。

新規求人倍率（季節調整値）も同0.2ポイント高い1.74倍だった。産業別では宿泊業・飲食サービス業が前年同月比26.7%増えた。観光需要の回復で箱根を中心に客足が伸びており、「夏に向けて人材を確保したい」という声が多いという。

トラック運転手の時間外労働時間の上限が規制される「2024年問題」に備え運輸業・郵便業も同17.1%増えた。同労働局は今後の見通しについて「エネルギー価格や物価の高騰が求人に与える影響を注視していく」とコメントした。

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