１２月の県内有効求人倍率は１.３２倍 前の月を上回る｜NHK 岩手県のニュース - nhk.or.jp

去年１２月の県内の有効求人倍率は１.３２倍となりました。
去年５月以来、前の月を上回りましたが、岩手労働局は、「雇用情勢は持ち直しの動きが弱まっており、引き続き注意が必要だ」としています。

岩手労働局によりますと、仕事を求める人１人に対し、企業から何人の求人があるかを示す、県内の有効求人倍率は、去年１２月、実際に仕事に就く場所でまとめた「就業地別」で１.３２倍でした。

前の月を０.０１ポイント上回り、前の月を上回るのは去年５月以来、７か月ぶりです。

新規求人を産業別に、前年の同じ月と比べると、「宿泊業、飲食サービス業」が医療福祉施設の給食業務を担う事業所などの求人が増えて、６.２％増加しました。

一方で、「サービス業」で１７.６％、「運輸業、郵便業」で７.８％「医療、福祉」で６.４％と、それぞれ減少しました。

「サービス業」は、労働者派遣業で、製造業の生産工程に従事する求人の大幅な減少が続くなどして、４か月連続で前の年を下回りました。

岩手労働局は、「有効求人倍率は前の月を上回ったが、県内の雇用情勢は持ち直しの動きが弱まっていて、物価上昇や為替の変動など、先行きが不透明なため、引き続き注意が必要だ」としています。

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