兵庫県内の有効求人倍率３月は６か月ぶり上昇も「やや弱さ」｜NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp

兵庫県内のことし３月の有効求人倍率は１.１５倍で、６か月ぶりに前の月（２月）より上昇しました。
ただ、兵庫労働局は、県内の雇用情勢は持ち直しの動きにやや弱さが見られ、引き続き注意が必要だとしています。

兵庫労働局によりますと、仕事を求める人、１人に対して何人の求人があるかを示す兵庫県内の有効求人倍率は、実際に仕事に就く場所でまとめた「就業地別」で３月は１.１５倍となりました。
これは、前の月と比べて０.０１ポイント上回り、６か月ぶりの上昇となりました。
新規求人について業種別に見ますと、「宿泊業、飲食サービス業」は丹波地域や淡路地域で宿泊客が堅調に伸びた影響で求人の動きが広がったほか、「教育、学習支援業」では特定の事業者が多くの求人を出し、いずれも前の年の同じ月より増加しました。
一方で、「建設業」では大規模な建設工事が減ったほか、単身向けの小規模な工事も横ばい状態で、「サービス業」も警備員の求人が大幅に減るなどし、いずれも前の年の同じ月より減りました。
兵庫労働局の赤松俊彦局長は「県内の雇用情勢については、持ち直しの動きにやや弱さがみられる。物価の上昇などが雇用に与える影響について引き続き注意する必要があるという前の月の判断を維持している」と話しています。

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