兵庫県内の有効求人倍率５月は２か月連続下落｜NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp

兵庫県内のことし５月の有効求人倍率は１.１２倍で、４月より０.０２ポイント下回り、２か月連続の下落となりました。

兵庫労働局は、県内の雇用情勢は持ち直しの動きに弱さが見られ、引き続き注意が必要だとしています。
兵庫労働局によりますと、仕事を求める人、１人に対して何人の求人があるかを示す兵庫県内の有効求人倍率は、実際に仕事に就く場所でまとめた「就業地別」で５月は１.１２倍となりました。
これは、前の月と比べて０.０２ポイント下回り、２か月連続の下落となりました。
新規求人について業種別に見ますと、▽「宿泊業、飲食サービス業」は丹波地域や淡路地域で観光客が多く訪れたほか、▽「サービス業」では労働者派遣の需要が多かったためいずれも前の年の同じ月より増加しました。
一方で、▽「製造業」では、輸出関連企業で中国への輸出業績が回復しておらず、▽「卸売業、小売業」でも、セルフレジを導入した影響でスーパーで求人が減り、いずれも前の年の同じ月より求人が減りました。
兵庫労働局の赤松俊彦局長は、「県内の雇用情勢は、持ち直しの動きに弱さがみられる。物価の上昇などが雇用に与える影響について引き続き注意する必要がある」と話しています。

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