映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で監督・脚本を務めたライアン・ジョンソンが、ファンに媚びた映画を作るのは「間違い」だとポッドキャスト番組「Swings & Mrs.」に出演して持論を語った。
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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は世界的なヒットとなったものの、ジョンソン監督の“攻めの姿勢”は賛否両論の渦を巻き起こすことに。同作を振り返ったジョンソン監督は「僕はどのクリエイティブなプロセスにおいても、それ(ファンを幸せにすること)を目的にして取り組むのは間違いだと思う。それは正反対の結果を生むことになるだろう」と切り出す。
「ファンとしての僕の経験を言わせてもらうと、もし僕が望んでいたもの、スクリーンで観たいと思っていたものそのものを見せられたら、『あー、オッケー』という感じになってしまう。それは僕を笑顔にするかもしれないけど、特に何も感じず、それについて後で考えることもない。本当に満足させられることはないんだ。僕が映画館の席に座っていつも期待しているのは、さっき話に出たような『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』のような経験。感情的に共鳴して、映画とつながって核心へと踏み込むんだけど、それが自分が予想もしていなかったやり方で、という経験なんだ」
「僕は衝撃を受けたいし、驚きたい……。僕は映画館の席に座ったら、ファンとして挑まれたいと思うんだ」と自身の映画ファンとしての経験を基に作品に取り組んでいると熱く続けた。そうして監督がファンに挑んだ映画こそ『最後のジェダイ』だったのだ。
『最後のジェダイ』の続編にして、スカイウォーカー・サーガの完結編となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(J・J・エイブラムス監督)は20日より公開。その後の『スター・ウォーズ』映画については内容を含め何も明らかになっていないものの、新作3本が2022年から1年おきに公開されることになっており、ジョンソン監督も新たな『スター・ウォーズ』映画の企画開発を進めている。(編集部・市川遥)
2019-12-18 03:55:00Z
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