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高卒求人倍率 初の2倍超え 人手不足反映、“超”売り手市場 就職希望者は少子化で最少 - 佐賀新聞

 2024年3月に高校卒業を予定する生徒の求人倍率(7月末現在)は、前年同期比0・39ポイント増の2・36倍で、現行の調査方法になった1997年以来、初めて2倍を超え、最高となった。コロナ禍からの景気回復による人手不足を反映して求人数が過去最多に増えた一方、就職希望者は少子化に伴って減少して過去最少となり、求人倍率を引き上げた。高校生も売り手市場が続いている。

 佐賀労働局が8月末に発表した。高校の卒業予定者は7127人で、前年から6・4%(484人)減り、そのうち就職希望者は前年同期比8・6%減の1828人だった。県内就職希望者は同9・1%減の1204人で、県内希望率は0・3ポイント減って65・9%となっている。

 県内のハローワークが受理した求人数は前年同期比9・3%増の4312人で、97年以来最高となった。人手不足の状況が強まり、売り手市場に合わせて企業が早めに求人を提出したことが増加の背景とみられる。

 産業別では、宿泊・飲食サービス業が大きく回復し66・7%増の215人。製造業は8・2%増の1483人、医療・福祉は10・3%増の642人、卸売り・小売業は14・8%増の411人だった。

 佐賀労働局職業安定部は「コロナ禍からの経済活動の回復に伴い、企業の採用意欲は高まっているが就職希望者は減少しており、高卒者の採用市場は売り手市場と言える。企業の人材確保は難しい状況だ」との見方を示した。高校生の採用選考は16日に解禁される。(草野杏実)

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