福岡県の去年の有効求人倍率は１.２４倍３年連続で増加｜NHK 福岡のニュース - nhk.or.jp

福岡県の去年１年間の平均の有効求人倍率は１.２４倍となり、旅行や外食などのサービス消費の回復を背景に３年連続で増加しました。
福岡労働局によりますと、仕事を求めている人１人に対し何人の求人があるかを示す、福岡県の去年の平均の有効求人倍率は１.２４倍と、前の年を０.０７ポイント上回りました。
これは、旅行や外食などのサービス消費の回復を背景に幅広い業種で求人数が増えたことが主な要因です。
業種別に新規の求人数を見ますと、前の年との比較で宿泊業・飲食業で６.１％、タクシーなどの運輸業・郵便業で５％、卸売業・小売業で１.４％増えました。
一方、物価高や半導体不足の影響で製造業では４.８％、建設業では１.１％求人数が減っていて、業種によってばらつきもあるということです。
有効求人倍率は３年連続の増加となりましたが、コロナ禍前の令和元年の１.５７倍と比べると低い水準となっています。
福岡労働局の小野寺徳子局長は、「物価は全般的に上昇していて消費意欲が弱まる可能性がありそれが雇用情勢に与える影響を注視したい。一方で、雇用には賃金の原資の確保のため取引先への適切な価格転嫁も必要で、労働局として機運の醸成に取り組む」と話しています。

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